これまでの活動

〜わたしたちは震災が起きた2011年から継続的に活動をしています〜

①大船渡で活動するようになったきっかけ


★震災直後 青山学院大学ボランティアステーションによる派遣

期  間:2011713日―914

参加人数:85名(全9陣)

企画実施:認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

  2011年の夏の時点では、仮設住宅のコミュニティ形成は初期段階にありました。やっと身の回りが落ち着いてきたものの、もともとのコミュニティがばらばらになってしまった為、お隣さんの顔も分からないといった状況も見られ、自治体がない仮設住宅もありました。

  そこで、住人の方々が交流できる場づくりとして、ベンチづくり、夏祭り、お茶会、持ち寄り食事会の開催など、コミュニティ形成の支援を行いました。

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ベンチ作りの様子が紹介されました。
       2011年9月16日 東海新報
ベンチ作りの様子が紹介されました。
2011年10月9日 朝日新聞

★Youth for Ofunatoによる学生派遣の開始

第1回学生派遣

期  間:2012年3月12日―3月27日 

参加人数:10名(全2陣)

企画実施:認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

協力団体:特定非営利活動法人 越喜来の景観形成と住民交流を守る会 リグリーン 

 夏の活動で地域住民の方々と関わるうちに、「人と人とのつながりが復興のパワーになる」という確信を得ました。そこで、Youth for Ofunatoではより活発なコミュニティを目指し、仮設住宅の空き地に作られた共同菜園「友結(ゆうゆう)ファーム」の整備を通して、住人の方々が外に出て共に作業できる機会を提供しました。

 「友と友を結ぶ」という願いが込められたこの友結ファームですが、住人の方々による運営委員会によって管理・運営が行われており、私たちはそういった主体的な活動のサポート役として作業を行いました。初対面の人もいる中、開墾は進められ、空き地が徐々に畑らしくなるにつれて、世間話も聞こえてくるようになりました。

 わたしたちがこうして活動を続けていることに対して暖かい言葉をいただき、「大学生ができることは僅かかもしれないけれどこれからもできることを続けていきたい」と感じました。

 また、「リグリーン」という地元のNPO団体の活動で、越喜来地区の中間的な景観を守ることと住民の方々への癒し効果を目指す、めん羊を放牧する活動に参加させて頂きました。地域復興に向けて進んでいるパワーのひとつに私たちもなれたらと思います。

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第2回学生派遣

期  間:2012年5月2日―5月6日 

参加人数:4名(全1陣)

企画実施:認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

 

 春の活動に引き続き、友結ファームでの種まきや整備が主な作業となりました。GWの4日間という短い活動期間で私たちができることは何か、と考えた結果、野菜づくりの参加者を増やす為にポスターを制作しました。

 今回も住人の方とゆっくりとお話をする機会を得られ、住人同士のつながりだけでなく、自分たちと大船渡の方達とのつながりについて考えることができました。なぜ何度も大船渡を訪れたくなるのだろう。その魅力は何なのか…そんなことを考えていた、あっという間のGWでした。

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友結ファームが紹介されました。
2012年3月25日 東海新報

第3回学生派遣

期  間:2012年8月6日ー9月17日

参加人数:32名(全6陣)

企画実施:認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパン

 

 東日本大震災から1年と半年。第3回目となった今回の派遣では、主に「夏祭り」「友結ファーム」「リグリーン」3本の柱で活動を進めました。どれもYouth for Ofunatoが継続的に活動を続けているものですが、その全てで住民の方々が主体となって行われ、自分たちはあくまでも「支え」でしかありません。「草刈り」であったり「間引き」であったり、今すぐ目に見える形となって結果の分かる支援ではないけれど、続けることの大切さを感じました。5年後、10年後にも訪れることのできる場所、それが私たちにとっての「大船渡」なのです。

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「あずまや」完成間近が取り上げられました
2012年9月16日 岩手日報

②関係団体との連携


■2011年〜2013年 チャイルド・ファンド・ジャパンとの連携

 Youth for Ofunatoのメンバーは学生であるために現地に常駐することは難しく、ボランティア団体としてのノウハウや十分な情報を得るには限界があります。そこで、現地での支援活動は主に、2011年4月から大船渡市内に常駐している認定NPO法人チャイルド・ファンド・ジャパンとの協力で行ってきました。

  私たちとしては同認定NPO法人が企画、実施しているプロジェクトに参加することで、日々変化していく現地の様子を知り、ニーズに見合った活動を行うことが出来、同認定NPO法人側もプロジェクト実施に際し、組織化された人員の確保を必要としています。

  当団体の各人が主体性を持って加わり、新しいアイデアを提供しながら、若々しいエネルギーを伴った働き手として、より活気あるプロジェクトの実現を目指します。

 

■2013年〜 岩手大学 三陸復興・地域創生推進機構との連携

2013年6月からは、岩手大学 三陸復興推進機構との連携で活動を継続しています。(同機構は岩手大学 研究支援・産学連携センターへと組織改編されています。 

 

■2016年〜 青山学院大学 ボランティアセンターとの連携

2016年4月からは、青山学院大学に新たに設置されたボランティアセンターと連携して、学生派遣を行っています。

同センターのボランティアサポート制度を活用させていただいています。